☆症例☆ 子宮内膜症

in101635457604106216302.png 40代 女性 A子さん お花屋さんに勤務 

 悩み 

- 月経の1、2日前から月経2日目まで強い下腹部の痛み

- 月の半分以上だるい

- 肩こり、腰痛

 


 身体の状態 (問診)

- 足首から先、下腹部、臀部(おしり)の冷え(夏の初診時)

- 暑がり(自覚)

- 頭部から汗

- 首肩のこり、ひどい時は頭痛

- 夕方の足のむくみ・だるさ


 診察 (脈診・腹診・舌診)

脈診:自律神経の乱れ、血流の悪さ、寝不足で夜の自己治癒力の低下

舌診:瘀血(おけつ:血行が悪くなって滞っている部分)体質

腹診:お臍(へそ)の下あたりに硬さ、重い痛み


○ ある日の院内での治療 ○

- 全身調整(A子さんの場合は、自律神経のバランスを整える、身体の熱と冷えのバランスを整える)のための鍼(はり)

- 瘀血をとるためのお灸

- 筋肉のゆがみをとるための筋膜リリースオイルマッサージ

- 肩首のコリをとるための鍼(はり)とお灸

- 下腹部に力が入る様になるための体操の指導

 

全身の治癒力をあげるための治療は、仰向けで行うことが多いです。髪の毛のような細い鍼(はり)を使い、とても浅いところに鍼を留めます。A子さんもさされたことに気づきませんでした。

お灸にもいくつか種類がありますが、瘀血(おけつ)をとるためのお灸を深部まで熱が伝わる心地よいお灸です。

筋肉のコリや筋膜にある癒着をはがす鍼(はり)は少々感じ方が強い場合が多いです。針でさされる痛み、というよりは、マッサージの時に非常に効くポイントを押されたような奥に響く感覚があります。A子さんは首、肩のコリが強かったので、このような刺激をした後に筋膜リリースのオイルマッサージをしました。


 おうちでのケア 

・お灸(来院時に場所をマーク)

・体操

・睡眠指導による快眠への工夫

・食事管理(体にあった食材選び)

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 経過 

初診~2か月 1週に1回 初回から冷えの感覚は消失。3回目から月経前・中以外のだるさがなくなった。
3か月~4か月 2週に1回 鎮痛薬を事前に服用しているので、痛みを感じることがなくなり、1か月とおして気分がよい。
5か月~

2週に1回

または

月1回

鎮痛薬を事前に飲むことがなくなった。調子の良い時は鎮痛剤なしで月経をすごせる。

いつの間にか肩首のこりも気にならなくなった。

 

 

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