☆症例☆ 不妊治療

 female30s.png 30代後半 女性 Cさん 主婦 

 悩み 

- 赤ちゃんが欲しい

- 人工授精5回、体外受精3回したが着床せず、内膜を厚くしたい 

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 身体の状態 (問診)

- 月経周期が短め

- 手足が冷える

- お腹がすくと胃が痛い

- お腹を下しやすい

‐ なんとなく毎日だるい


 診察 (脈診・腹診・舌診)

脈診:胃腸が弱い、体力がなく血の量が少ない

舌診:内臓に冷えがある

腹診:下腹部が冷たい、胃がかたい、お臍(へそ)の下あたりに硬さ、重い痛み


○ ある日の院内での治療 ○

- 全身調整(Cさんの場合は、胃腸の動きをよくする、子宮、卵巣の温度を上げる)のための鍼(はり)

瘀血をとるためのお灸、胃腸の働きをよくするお灸、冷えをとるお灸

- 子宮卵巣と関係が深い仙骨周りの筋肉のゆがみをとるための筋膜リリースオイルマッサージ

- 仙骨、臀部(おしり)周りの組織を緩める鍼(はり)とお灸

下腹部に力が入る様になるための体操、代謝を上げるための体操指導

 

Cさんは、細身で食べたものがうまく体に吸収されないタイプの状態でした。そのため、全身調整で胃腸の処理能力をあげる鍼治療を髪の毛ほどの細さの鍼(はり)で治療を使い行いました。

 

冷えのあった下腹部と仙骨付近には、鍼と下腹部全体が奥までじっくり蒸されていくような心地よい枡灸を使いました。

 

枡灸をのせるとCさんは「気持ちいい~」とおっしゃって、ため息とともに緊張した身体から力が抜けていく感じが傍から見てもよく伝わってきました。

 

臀部(おしり)、仙骨周りはなかなか妊娠されない方に共通して筋肉がこっていますので、丁寧に鍼と灸頭鍼というお灸を鍼の上にのせる方法で緊張を解いていきました。

 

鍼灸でほぐした後、癒着した筋膜をリリースして、動きを良くしました。

 

下の動画は、灸頭鍼という治療の方法です。不妊治療ではよく使います。

温かくてとても気持ちが良いです。

 

 


 おうちでのケア 

・お灸(来院時に場所をマーク)

・体操

・睡眠指導による快眠への工夫

・食事管理(体にあった食材選び)

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 経過 

初診~1か月 2週に1回 お腹の冷えがなくなった。お腹を下すことが減った。
2か月~4か月 2週に1回 日々のだるさがなくなった。元気が出てきた。月経血が増えてきた。
5か月

2週に1回

 

体外受精4回目。内膜が厚くなり(来院前max 6㎜→9㎜)、妊娠確認

これ以降、妊娠継続のための治療に移行する。

 

 

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